
赤ちゃんのために使っている水は普段どうしていますか?
前回の記事では硬度について紹介しました。そこでは硬度60mg/L未満の軟水がより良いということが分かりました。
最近は赤ちゃんがいる家庭でウォーターサーバーを使っている人も増えています。簡単に使えて便利ですが水道水より規定が軽かったりと思わぬ落とし穴もあります。
今回は「ウォーターサーバーの水を赤ちゃんがそのままでは飲めないワケ」を書いていきます。また、「清潔に保つ工夫」や「水を赤ちゃんがいつ頃から飲めるのか?」も書いてありますので参考にして下さいね。
■赤ちゃんはウォーターサーバーの水をそのままは飲めない
赤ちゃんがウォーターサーバーの水をそのままでは飲めないって知っていましたか?
もちろんきちんとした正しい方法で使えば解決できる場合もあるので絶対に飲めないということではないのですが。
その理由についてとウォーターサーバーの水を清潔に保つ工夫についてはいくつかあります。
そのままでは飲めない理由
赤ちゃんがウォーターサーバーの水をそのままでは飲めない理由は以下の通りです。
- 正しい方法で作る必要がある
- 水道水より規定が軽い
- 衛生管理が甘いと水が汚染されてしまう
正しい方法で作る必要がある
ウォーターサーバーでミルクを作る場合、便利だからと言ってそのまま使えるわけではないです。しっかり説明書を確認して温度設定などしなくてはいけません。
しかし水道水から作るよりはるかに簡単にできるのでお母さんの負担が軽減されますね!
またウォーターサーバーの水はすでに有害物質を取り除いたものなの安心できるものになってますね。
水道水を飲んでみるとなんとなく塩味や消毒臭く感じたことはありませんか?
それは水道水に塩素カルキが含まれているからです。消毒するためなのでどうしても避けられないみたいですね。
カルキ入りの水ではまだ免疫がない赤ちゃんに負担がかかるため体調を崩してしまう恐れがあります。そのためしっかり煮沸させてからカルキを抜いてミルクを作ります。
ウォーターサーバーでのミルクの作り方については次回の記事で紹介しますね。
水道水より規定が軽い
日本の水道水は「水道法」によって50項目以上の水質基準が厳しく設定されているのでウォーターサーバーよりも規定が重いです。
そんな厳しい水質基準のある水道水でも問題はあります。
それは水道管の鉛が溶けだし、その水を飲み続けると健康に悪影響を及ぼすことが明らかになったからです!
その問題を解決するため1989年から新しく設置する水道管には鉛の溶けださない管を使用するなど努力しています。
しかしいまだにすべての水道管を鉛の溶けだしのないものに変え切れていないのが現状です。
一方ウォーターサーバーはコンビニなどで売っているお水と一緒で「食品衛生法」が基準になってます。法律から見ても何も安全が保障されてない水です。開封後はそのまま飲み続けていくので仕方がないとは言えますが。
しかし開発する側もお客さんに安心して飲めるように自動でメンテナンスしてくれるものもあり水道水よりも細菌を減らすなど努力しています。
衛生管理が甘いと水が汚染されてしまう
ウォーターサーバーは水よりも管理が重要と言われています。ボトルや注ぎ口が汚染されてないかなど確認することが大切ですね。赤ちゃんのために使うならなおさらしっかり点検する必要があります。
手をしかっり洗って除菌したとしてもその後つい戸棚や布巾を触った手でウォーターサーバーを触ったりして細菌が増えてしまうこともあります。
中には自動メンテナンス機能が付いたものも増えているのでそういった衛生面に力をいれているウォーターサーバーを使うといいですね。
ウォーターサーバーの水を清潔に保つ工夫
ウォーターサーバーの水を安心して飲むためにはいくつか工夫しなくてはならないことがあります。その工夫は以下の通りです。
- 早めに飲む
- 清潔に使う
- 使う前に汚れをチェックする
- 自宅で処分するボトルにする
- 自動メンテナンス機能が付いたサーバーを使う
早めに飲む
もしも赤ちゃんがあまりミルクを飲まなくてもったいないからといって残して置くのは良くないですね。
ウォーターサーバーのきれいな水で作ったミルクだとしても残ったものは捨てましょう。
清潔に使う
手をしかっり洗って除菌したとしても、その後つい戸棚や布巾を触った手でウォーターサーバーを触ったりして細菌が増えてしまうこともあります。
手をしっかり洗うことはもちろんですが、そのあとの使い方についても気を付けたいですね!
使う前に汚れをチェックする
ボトルや注ぎ口など汚れていないか確認してから使うようにしましょう!
自宅で処分するボトルにする
ウォーターサーバーのボトルには水を使った後、会社側が回収する場合と自宅で処分していい場合があります。
回収してくれる方がごみが少なくなっていいような気がしますが、回収したボトルはその後工場で殺菌され再利用されます。そのためサーバーで水が流れるときボトルに空気が入ってしまいます。
衛生面的に考えたら新しいボトルを使う、使い捨ての方がいいですね!
自動メンテナンス機能が付いたサーバーを使う
ウォーターサーバーの中には自動メンテナンス機能が付いたものが増えています。定期的に自動で清浄してくれるのできれいに保つことができていいですね!
■赤ちゃんが水をそのまま飲めるのはいつ頃か?

ウォーターサーバーの水に限ったことではないですが、基本的に赤ちゃんはお母さんの母乳と作ったミルクで十分水分補給できるので水を与える必要はないです。
離乳食が始まる頃には少しずつ水を飲むことも増えていきます。はたしていつ頃から水を与えても大丈夫でしょうか?
それは生後5~6ヶ月頃と言われています!
初めて水を飲ませるときは、それまで母乳とミルクしか飲んでこなかったですから少しずつ慣らしていきましょう。冷水からではなくて白湯など体温に近いものをスプーンで少量ずつ様子を見ながら与えてあげるといいです。
■まとめ
今回は「ウォーターサーバーの水を赤ちゃんがそのままでは飲めないワケ」を紹介してきました。また、「清潔に保つ工夫」や「水を赤ちゃんがいつ頃から飲めるのか?」も書いてありましたね。
ウォーターサーバーを清潔に保つためには色々な工夫をして管理することが大切でした。
赤ちゃんのために使うならなおさら気を付けたいですね!
次回は「【便利】ウォーターサーバーは赤ちゃんのミルク作りを煮沸せずに作れる」という記事になります。ウォーターサーバーを使って正しいミルクの作り方について書いてあるのでよければ参考にしてくださいね!